研究課題/領域番号 |
17K12276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 関西看護医療大学 |
研究代表者 |
下舞 紀美代 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (80458116)
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研究分担者 |
加藤 和生 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (00281759)
古川 秀敏 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (10316177)
BECKER CARL.B 京都大学, 政策のための科学ユニット, 研究員 (60243078)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 終末期 / がん患者 / 心理過程 / 死生観 / 心理 / 緩和ケア / 心理的変化 / 死 / 看護 / 死の過程モデル / 終末期患者 / 緩和ケア評価 |
研究成果の概要 |
2018年は、がん患者の死亡直前の心理について国際学会TNMC&WANSで発表した。2019年は、研究交流会で「終末期がん患者の身体的・心理的苦痛の訴えの内容とその時期」を発表した。2020年は、死亡前16日の心理について論文投稿した。書籍は「死の過程にある人」の看護をロイ適応看護理論を用いてその展開を掲載した。2021年は、「がん患者の死の受容、がん患者の終末期という時期についての文献検討、がん経験者における現在の治療の有無による苦痛の有無の調査結果を発表した。本研究の成果は、国内外学会発表6件、論文8本、書籍5件の公表である。2年間は感染対策のため緩和ケア施設での実証的はできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1960 年代では終焉間近な患者にがんの告知をせず,家族に伝えるとする意見が趨勢であった。その後、Glaser&Strauss(1964)「死のアウエアネス理論」,キュブラ・ロス(1969)が、「死の受容過程」を提唱した。以後半世紀以上経過した現代において「死が間近な人の心理」に関する実証的調査に基づくモデルの提案はない。本研究では、「終末期とはどのような状態のときか」、日本人にとっての「死の過程の心理」について患者・看護師の双方より調査した。極めて死が近い時期の心理過程を明らかにすることができた。医療職者だけでなく自宅で看取り、看取られる人の心理的苦痛の理解の一助となった。
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