研究課題/領域番号 |
17K12287
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
桶本 千史 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (00587975)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 先天性心疾患児 / 療育 / 母親としての自信 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、先天性心疾患(以下、CHD)児の母親の『母親としての自信』を育む初期療育支援プログラムの開発である。研究期間中、研究者の研究環境の変化により当初実施予定であったインタビュー調査の実施が出来なくなったが、その分を文献検討の実施により補い、質問紙調査を用いた量的研究を実施した。文献検討によって症状マネジメントの視点等を項目として追加し調査を開始したが、前述した研究環境の変化によって調査開始時期が遅延したこと、新型コロナウイルス感染拡大に伴う研究活動の中止により、現在、予定した対象者数に達していない。研究活動再開の許可が出され次第、調査を再開し、結果を論文としてまとめる予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CHD児に対する支援の課題として青年期以降に達した患者の社会適応の困難さが指摘されており、これを解決するため、青年期に達する以前の成育過程での患児の社会経験の積み重ねと、それを支える養育者への支援が重要とされている。 これまでCHD児の主な養育者である母親に対する支援を検討するための研究の視点は、育児困難感や不安等の側面にあったが、親になることへの適応と肯定的な母子関係の構築に必要とされる『母親としての自信』がCHD児の母親の場合においてどのように獲得され、それには何が関連しているかを明らかにすることは、CHD児の母親への支援や、その子どもであるCHD児の成長発達を支援する上で有用である。
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