研究課題/領域番号 |
17K12291
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
石上 悦子 香川大学, 医学部, 准教授 (00624983)
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研究分担者 |
佐々木 睦子 香川大学, 医学部, 教授 (90403782)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 乳がん / PABC / 若年 / 助産師 / 妊娠関連乳がん / 若年乳がん / 受診遅延 / 看護 / 専門医受診行動 / 産科看護師 |
研究成果の概要 |
PABC(妊娠関連乳がん)は稀な疾患のため国内外とも看研究は少ないが,PABC患者の増加が懸念されている. 若年乳がん患者は,ライフイベント(結婚,出産,子育て等)や役割中断により強い不安にさらされ,余命告知後の行動は個別性が強く介入しづらく,家族の影響が強く患者の意思が軽視されがちと,乳腺領域看護師はとらえていた.この研究は,PABC患者への支援と乳がん検診の啓蒙が非常に不十分であるという現在の状況下では,助産師がこれらの役割を果たすことが期待されていることを明らかにしている.PABC患者の対応や乳がん検診の啓発は,助産師に期待していることが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PABCは乳がんの中でも悪性で,特に産褥期PABCは受診遅延者が多く,発見の遅れから死亡率の高い疾患である.助産師は乳がんの危険性を知りながらも知識不足のために患者からの相談にのることができずにいた.この研究により助産師はPABCの正しい知識-特に妊娠期でも乳がん検査と治療が可能であると患者に知識提供できることは, 専門医の受診遅延を回避できPABCの早期発見につなげることが可能である.PABCは稀な疾患であるが,今後は増加することが予想されており,患者にとってたいへん意義のある研究である.
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