研究課題/領域番号 |
17K12301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
園部 真美 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (70347821)
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研究分担者 |
木村 千里 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (60520765)
臼井 雅美 東邦大学, 健康科学部, 教授 (50349776)
大森 貴秀 慶應義塾大学, 文学部(三田), 助教 (60276392)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ファミリーパートナーシップモデル / 産前産後プロモーショナルガイド / 家庭訪問支援 / 親子の関係性 / 助産師 / FPM / A/P PG / 訪問支援 / 育児支援 / 家庭訪問 / 産前産後 / 母子支援 / プロモーショナルガイド |
研究成果の概要 |
ファミリーパートナーシップモデル(FPM)に基づく産前産後プロモーショナルガイド(A/P PG)システムを用いて、妊娠期1回、産後2回の同一助産師による親子への訪問支援を実施した。通常の訪問支援の対象者をコントロール群(n=9)、産前産後PGのトレーニングを受けた助産師による訪問支援対象者を介入群(n=9)として比較した。介入群で訪問前後で心の健康度が有意に増加し、妊娠中の胎児への愛着が両群とも増加した。産後においては、介入群で心の健康度・疲労度が2回目訪問で高くなった。両群とも産後1回目よりも2回目後の方が愛着が高かった。両群において、1回目から2回目へと親ストレスが減少する傾向がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産前産後プロモーショナルガイドは妊娠期から産後の一貫した親子支援に寄与する可能性がある。赤ちゃんと両親の健康、夫婦の関係性、親子の相互作用、親としての役割と子どもの発達、家族とソーシャルサポートが土台となっている。個人や家族の強み重視の、目的志向型アプローチで家族に寄り添うパートナーシップ型の支援を特徴とする新しいモデルであり、その有効性を実証するのは本研究が初めてであった。本ガイドの支援効果は明確にはならなかったものの、産前産後に同一助産師が訪問支援を行うことによる効果がみられたことから、親子に関わる看護職がトレーニングを受け、産前産後のケアに生かし、普及につなげることが期待できる。
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