研究課題/領域番号 |
17K12338
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
竹原 健二 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 政策科学研究部, 室長 (50531571)
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研究分担者 |
永田 知映 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 臨床研究教育部, 室長 (70385342)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | テストステロン / コルチゾール / メンタルヘルス / 父親 / 労働 / 産後うつ / 唾液検査 / 産業保健 / 父親のメンタルヘルス / 生活の質 |
研究成果の概要 |
本研究では、生理学的な観点から産後の父親のメンタルヘルスの不調について検討をおこなうことを目的とした。対象者は、研究への協力が得られた企業において、初めての子どもが産まれた父親と子どものいない同様の社会的背景をもつ男性のペアとした。対象者から、自記式質問票によりメンタルヘルスや労働の状況などを収集するとともに、唾液検体を採取し、テストステロンとコルチゾールの値を測定した。本研究では、対象者3組6人からの協力を得て、唾液中のテストステロンおよびコルチゾールの中央値を算出したところ、症例群で50.9pg/mL、1.17ng/mL、対照群で113.1pg/mL、1.17ng/mLであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の実施により、父親を対象にした調査を実施する際の課題やポイントなど、方法論に関する知見の蓄積にはつながったが、得られた解析結果自体からは学術的・社会的な意義は得ることができなかった。一方で、本研究への協力依頼をおこなったり、関係者との打ち合わせ・相談などを通じて、産前・産後の父親も健康に対するリスクが大きい時期であり、支援の対象とすべきであることを伝える機会は少なくなく、情報発信をすることができた。社会的に父親の健康や支援の必要性が認められるようになってきたことに対して、本研究は多少の社会的貢献ができたものと考えられる。
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