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中堅助産師の実践能力向上のためのプログラム開発とOSCEを用いた評価

研究課題

研究課題/領域番号 17K12357
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生涯発達看護学
研究機関四日市看護医療大学 (2018-2019)
三重県立看護大学 (2017)

研究代表者

二村 良子  四日市看護医療大学, 看護学部, 教授 (30249354)

研究分担者 永見 桂子  三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (10218026)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 交付 (2019年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード中堅助産師 / 実践能力 / 質問紙法調査 / OSCE / CLoCMiPレベルⅢ / 施設助産師 / 卒後教育 / OSCE
研究実績の概要

【研究目的】 臨床経験5~7年程度であり、助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)のレベルⅢに相当する助産師(以下中堅助産師とする)に対して、実践能力に関する客観的な評価項目を作成し、客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination:以下OSCEと略す)により評価することである。
【研究実施計画】本研究は、《Step1》~《Step4》から構成されている。《Step1》は、病棟管理者に対して半構成的面接法により、病棟管理者が捉える中堅助産師の実践能力の現状と課題を明らかにした。《Step2》では、CINAL Plus,Medline等のデータベースを活用し、検索を行った。その結果、CNCQ:Clinical Nursing Coompetence Quesntionaire、SNCQ:The Short Nursing Competenceies Questionaire、SSPD:Self-evaluated Care Competencies等の評価ツールがあり、これらを参考に質問紙作成し、中堅助産師の実践能力評価における課題等を抽出する予定《Step3》であった。しかし、これらの計画が遅れ、実施に至っていない。《Step4》では、中堅助産師の実践能力向上プログラムの作成および実施となっている。
これまでの研究において、臨床年数の助産師に対して実践能力評価のため、OSCEを実施した結果である、新人助産師、中堅助産師、熟練助産師の特徴を含んだ事例を考えた。それらは、中堅助産師は、「自分なりの方法」「ケア実施への見出す意義」などの特徴があった。その特徴を含めたOSCEの課題事例を作成した。本研究のおいても、中堅助産師に実践能力評価としてOSCEを実施していく際の、課題・事例として活用することができ、OSCEの準備はできている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

質問紙法調査用紙作成にあたっての、調査用紙作成のための文献検討や調査用紙作成に時間を要した。本務において業務多忙となり、また、家族介護等とが重なり、研究分担者と研究進捗について検討を行う時間を持つことができず、十分な研究活動ができなかった。また、、《Step1》の論文作成において、データの見直しなどがあり、投稿までに時間がかかっている。それにより、《Step2》で行う文献検討、調査用紙作成の時間配分が十分でなかったと考える。このようにいろいろなことが重なり、研究全体としての進捗が遅れている。そのために、最終的に研究期間の1年延長を申請した。研究計画の遂行準備や計画の見直しなどを考えようとしていた時期に、新型コロナ感染症の流行による活動自粛、大学の登学禁止などがあり、大学において感染症への対策準備や今後の授業等の教育体制の変更・準備、また感染症予防対策の方針作成等に時間を要して、研究体制をとることができなかった。

今後の研究の推進方策

《Step1》で行った調査に基づく論文を早急に投稿する。さらに、調査用紙を確定し、早急に調査対象者に調査用紙の発送し・回収を行い、データ収集および分析を行う。これら収集したデータから、中堅者の実践能力における課題を抽出する。また、中堅助産師の、実践能力の現状を把握するため、客観的臨床能力試験(OSCE)を実施し、その結果を踏まえて、中堅助産師の実践能力をどのように客観的に評価できるかを検討する。これには、管理者を評価者として、中堅助産師にOSCEを実施し、その際には、自身の実践能力の録画評価を行い、その評価と管理者の評価とを比較する。他者評価を加えることで、実践能力の評価における客観性を確保できるようにしていく。
なお、中堅者の実践能力評価としてのOSCEを実施するにあたっての、必要物品、協力者等の依頼の業務について早急に確保していく必要がある。
《Step2》の質問紙法調査実施については、発送・回収は業者委託を考え、その分の時間を《Step3》《Step4》の実施に集中して行うようにする。
また、研究を遂行する上で、かなり時間が切迫していることから、《Step2》および《Step3》について内容、発送数や実施、さらに《Step4》の実施の見直しについての検討が必要になるかと考える。

報告書

(3件)
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

研究成果

(1件)

すべて 2017

すべて 学会発表

  • [学会発表] 病棟管理者が不十分と考える中堅助産師の実践能力2017

    • 著者名/発表者名
      二村 良子
    • 学会等名
      第58回日本母性衛生学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-01-27  

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