研究課題/領域番号 |
17K12364
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 山口県立大学 |
研究代表者 |
田中 和子 山口県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (10637135)
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研究分担者 |
吉村 耕一 山口県立大学, 看護栄養学部, 教授 (00322248)
浦山 晶美 山口県立大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20143927)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インドネシア / 周産期看護 / 質的研究 / 女性中心のケア / 周産期ケア / 出産体験 / 在留邦人 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究では、インドネシアバリ州において在留邦人女性、現地女性への聞き取り調査を行い、周産期ケアの現状と認識について明らかにした(平成29年度)。平成30年度以降は、現地助産師の意識・行動の現状を現地助産師への聞き取り調査から明らかにした。令和2年度には、在留邦人女性へのインタビュー調査結果について論文を投稿し、BMCのPregnancy and childbirth(2020)に掲載された。インドネシア、バリ州における現地女性現地への調査と現地助産師の調査結果については、論文投稿準備中である。令和4年度は現地共同研究者の所属するインドネシア、ウダヤナ大学公衆衛生大学院で研究成果の発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インドネシアにおける周産期ケア改善は、深刻な課題であるが、妊産婦とケア提供者双方からからみた周産期ケアの課題を質的に明らかにした研究は少ない。本研究では、現地女性だけでなく、在留邦人女性も対象としており、インドネシアと日本の医療を比較できるため、現地周産期ケアの改善点を指摘できたことが大きな意義と考える。また、現地女性は医療者へ依存が強く、女性自身の出産における主体性は低いことが明らかになった。また、インドネシア、バリ州では病院での出産が増加し、妊産婦死亡率は低減しているものの、病院での周産期ケアへの満足度は、コミュニティの助産師と比較しては高いとはいえず、改善の必要性の示唆が得られた。
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