研究課題/領域番号 |
17K12398
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
堤 雅恵 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80280212)
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研究分担者 |
野垣 宏 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10218290)
末永 弘美 山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (10372707)
永田 千鶴 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50299666)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 認知症 / アクティビティケア / 快刺激 / 自律神経活動 / 快刺激映像 |
研究成果の概要 |
本研究では,視聴覚で捉えた快刺激によって自律神経活動が活性化しリラクゼーション効果があることを明らかにした。まず,65歳以上の人を対象に,人工庭園を散策した前後の生体反応を調べた結果,自律神経バランスがとれた状態に自然に近づく可能性が示唆された。次に,健康成人を対象に観察地点と自律神経活動との関係を検討した結果,交感神経系と副交感神経系が同時に向上する可能性が示唆された。最後に,昭和時代の生活や遊びの様子を回想する20分間の映像を用いた調査を実施した結果,認知症高齢者が集中して視聴し続け,新たな形のアクティビティケアの可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢人口が著しく増加している。高齢者では,身体機能や認知機能が低下し,通常のアクティビティケア(睡眠・覚醒パターンの改善や対人交流の増加,日常生活活動能力や認知機能の向上などを期待するアプローチ)が適用できないことも多い。本研究では,身体活動をあまり必要としない快刺激の効果を検証した。特に,行動・心理症状が問題となる認知症高齢者の看護・介護の現場に,安全で効果が高い介入として,視聴覚を用いた快刺激の臨床現場への適用を提案することができた。
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