研究課題/領域番号 |
17K12430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
大村 光代 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (40590378)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 高齢者 / 看取り / 介護保険施設 / 看護実践能力 / 質評価 / 評価指標 / 看護管理 |
研究成果の概要 |
本研究では、先行研究で開発した特別養護老人ホームにおける看取りの質評価モデルについて、介護老人保健施設(以下老健)と介護療養型医療施設(以下介護療養型)における汎用性の検証を行った。中部地方の老健と介護療養型の看護管理者を研究対象者として郵送調査を実施した。分析の結果、老健では、開発した看取りの評価モデルの信頼性と妥当性が統計学的に検証され、老健の看取りの評価指標としての汎用性が示唆された。また、介護療養型の看護管理者の自由記述からは、看取りの評価モデルの活用可能性を示唆する記述が得られた。本研究の成果は、日本の介護保険施設での看取りの質評価に寄与する資料となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会にある我が国の介護保険施設における看取りの質確保は、国を挙げての重要課題である。高齢者の終の棲家である特別養護老人ホームを基盤に開発した看取りの評価モデルが、近年看取り件数が増えている老人保健施設にも汎用性があることが確認できた。また、医療依存度の高い高齢者が入所する介護療養型医療施設においても、この評価モデルを活用できる可能性が示唆された。 介護保険施設において、看取り体制の構築度、看護ケアの質、看取りの実績という3側面から評価できる指標の基盤ができたことにより、施設で最期を迎えることを選択した高齢者とその家族のために、本研究は看取りの質向上に寄与する資料となる。
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