研究課題/領域番号 |
17K12435
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
|
研究機関 | 湘南鎌倉医療大学 (2020-2022) 天理医療大学 (2018-2019) 神戸女子大学 (2017) |
研究代表者 |
川喜田 恵美 湘南鎌倉医療大学, 看護学部, 准教授 (00513566)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 地域在住高齢者 / 終末期 / 要介護期 / 意思形成プロセス / 語り合い / 高齢者 / 介護 / 意思形成 / 老年看護学 |
研究成果の概要 |
2017年より開始した本研究であったが、第1段階の調査までは順調であったが、その後、研究者自身の2度の病気療養とCOVID-19の蔓延により、当初予定していた研究内容の変更・縮小をしなければならなかった。しかし本研究は3つの成果を挙げることができた。①地域在住の高齢者の「老いの認識」「介護のイメージ」「終末期における意思決定」についての概要を明らかにした。②3回の高齢者同士の語り合いが老後の問題認識を高め、家族と話し合う必要性に気づく機会になることが分かった。③この取り組みをより拡大していくために、高齢者が最期のあり方について考え、意思決定の問題に気負わずに取り組める意思伝達ノートを作成した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
終末期の意思決定に関して、研究当初から比較すると、啓発のための介入研究も増えて、リビングウィルなど記録物も溢れている状態である。しかし、未だ高齢者の意思決定の取り組みが進まない原因を、高齢者同士の語り合いの中で探り、どこに問題や原因があるのかを明らかにした。今後はその結果をもとに、より多くの高齢者に意思決定の啓発活動を行い、継続することが重要である。また今回、この活動を共に実施してくれる社会福祉協議会との関係性を築くことができた。このことはより多くの地域在住高齢者に支援することを可能にする。高齢者の意思決定をより促進できるよう、今後も個々人に応じた意思決定支援を行い、その効果を追跡する。
|