研究課題/領域番号 |
17K12437
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
|
研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2020-2021) 武庫川女子大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
杉浦 圭子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (10563877)
|
研究分担者 |
横島 啓子 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 教授 (50369469)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 社会的孤立 / 独居高齢者 / ICT / 孤独感 / 独自志向性 / インフォーマルサポート / ICTを利用した高齢者との交流 / 社会的孤立の現状 / 社会的孤立予防 / 地域ネットワーク / 地域在住高齢者 / 介護予防 / 老年看護 |
研究成果の概要 |
一人でいることを好む(独自志向性が高い)独居高齢者は、孤独感を強く感じていた。また、独自志向性の高さは男性、低年齢、社会的孤立と関連がみられた。孤独感が強い独自志向性が高い高齢者に対し、一人でも安心して参加できる機会を多く設けるようなアプローチが必要であることが示唆された。 タブレットでの社会的交流を試みた結果、身体活動量は増加した。タブレット利用の強みとして、時間の制限がないことや、天候などの外的要因に左右されず交流することが可能であり、交流の継続性に繋がる可能性が高いことが挙げられる。しかし、ICTに親和性が低い、身体的に操作が難しい場合がある高齢者の特徴を考量する必要性がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ひとりを好む傾向のある独自志向性が高い高齢者が存在し、確信的に社会的孤立状態を生じさせていると考えられた。しかし、その状況下であっても高い孤独感やIADLの低下、介護や日常生活などのフォーマル・インフォーマルサポートが少ない状況が確認された。一方で、ICTタブレットを使用した交流は高齢者の活動量を増加させる結果も得られた。以上のことから、新たな感染症の発言も鑑み、ICTやオンラインを利用した社会的孤立予防のため高齢者へのアプローチの在り方が提言できると考えられる。
|