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入院・在宅高齢者の褥瘡早期検出機器開発の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K12439
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 高齢看護学
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

宮嶋 正子  武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (40461181)

研究分担者 工藤 すばる  石巻専修大学, 理工学部, 教授 (20214968)
林 愛乃  敦賀市立看護大学, 看護学部, 助教 (20735310)
片山 恵  武庫川女子大学, 看護学部, 准教授 (60295772)
藤本 かおり  武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (60757441)
阿曽 洋子  武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (80127175)
伊部 亜希  敦賀市立看護大学, 看護学部, 准教授 (80452431)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード褥瘡早期検出 / ステージⅠ褥瘡 / コンダクタンス / インピーダンス / 発赤部温度 / 発赤部血流 / 1度褥瘡 / 褥瘡 / 早期検出 / 電気インピーダンス / 入院高齢者 / 在宅高齢者
研究成果の概要

褥瘡か否かの判定に指押し法やディスク法による発赤色の消褪・非消褪の応答確認法が推奨されているが、不明瞭な色応答では判定に迷うことが多い。グレードⅠ褥瘡における表皮下の水分増加に注目し、発赤直後と1週間後のインピーダンスを測定した。発赤発生直後から1週間後において、コンダクタンスが健康皮膚と比較して小さく、1週間後のインピーダンスは健康皮膚のインピーダンスに近似したことから、治癒過程は電導率を反映していた。測定した3カ所の発赤部温度は1週間後にほぼ均一に1.0℃低下したが、血流比は部位によって違いがみられた。褥瘡の早期検出と治癒過程評価にインピーダンス測定が有用であると示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

褥瘡の早期検出法が確立すれば、患者の身体的・心理的・社会的苦痛を軽減するだけでなく、褥瘡治療に要する費用を削減する。褥瘡早期の判定は看護師の細やかな観察に依存している状況のなか、客観的測定法を開発することが求められている。また在宅での褥瘡発生の増加が報告されており、入院施設ばかりでなく、在宅看護分野でも褥瘡早期検出法の開発が急がれる。本研究の成果は、インピーダンス測定が褥瘡早期検出法となりうることを示した。インピーダンス測定機器の開発には、さらなる研究と検証が必要であるものの、開発研究の第一段階を踏み出せたことは大きな学術的意義があり、国民の健康と保健、医療に貢献することにつながるものである。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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