研究課題/領域番号 |
17K12443
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
小園 由味恵 安田女子大学, 看護学部, 准教授 (50583928)
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研究分担者 |
森川 千鶴子 安田女子大学, 看護学部, 教授 (50320049)
笹本 美佐 千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (70568104)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 重度認知症高齢者 / ガイドライン / 口腔ケア / 認知症疾患医療センター / 自立度 / 中核症状 / 行動・心理的症状 |
研究成果の概要 |
認知症看護と口腔ケアの専門家により、重度認知症高齢者の口腔ケア実践方法について検討し、具体的な方法を確定し口腔ケアチャートを完成した。その後、全国264施設の認知症疾患医療センターを有する医療施設の看護師を対象に、重度認知症高齢者に提供されている口腔ケアの実態調査を実施した。今回の研究により、看護師に対しては、口腔ケアチャートを用いることで、介入方法が明確になり、統一したケアが実施できるという結果が得られた。今後はさらに、ケアを実施することで、重度認知症高齢者にどのような変化が現れるか明らかにしていく必要があると考える。また、病院や施設、在宅においても、このチャートの汎用化を目指している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国において口腔ケアの普及が進捗しないことについて,寺岡(2008)は,科学的な裏付けと費用対効果に疑問を持たれていることも問題の一つで,現状として我が国の口腔ケアの質にばらつきがあり,評価基準も客観化されていないと指摘している.そこで,本研究において,重度認知症高齢者に対する口腔ケアチャートを開発することで,施設や在宅など臨床現場のケア実施者が,対象者の状態に適した口腔ケアの介入方法を短時間で選択できる.また,口腔ケアの実施方法を明確にすることで,同等の水準での口腔ケア実践が見込まれる.それにより,重度認知症高齢者に対する口腔ケアの質向上、QOLの向上に繋がると考えられる.
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