研究課題/領域番号 |
17K12446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 香川県立保健医療大学 (2022-2023) 弘前大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
則包 和也 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (00342345)
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研究分担者 |
多喜代 健吾 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (00782799)
川添 郁夫 青森中央学院大学, 看護学部, 准教授 (80624741)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 統合失調症患者 / 認知の偏り / メタ認知トレーニング / 心理教育 / 統合失調症 / 精神科訪問看護 / 認知行動療法 / 地域生活 / 訪問看護 / メタ認知 / 疾患教育 / メタ認知トレーニング個人用 / 認知 |
研究成果の概要 |
3名の対象者(地域生活をしながら訪問看護を利用している統合失調症患者)に、メタ認知トレーニング(以下、MCT)を実施した。担当の訪問看護師が、週1回、約20分間、12回実施した。実施後に対象者へ面接した結果、対象者と顔見知りの訪問看護師のMCT実施は緊張を伴わない心理教育につながることが示された。またMCTを実施した訪問看護師3名に面接をした結果、対象者に《言葉の量の増加》《言葉遣いの変化》などの変化が生じることを認識し、対象者との関係性において《会話の内容の深化》と《対象者の深い理解》が高まることを経験していた。 これらの事からMCTが統合失調症患者の疾患教育に効果的であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統合失調症患者(以下、患者)への心理教育は効果的な介入が困難であるケースが多く報告される。しかしメタ認知トレーニング(以下、MCT)を用いた心理教育が、患者にとって楽しく効果的であったことが示唆されたことは、本研究の学術的意義である。また、訪問看護師のMCT実施が、患者の心理教育への心理的負担を軽減することが示唆され、地域包括ケアシステムを踏まえた関わりとして社会的意義があると考える。
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