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地域生活を送る統合失調症をもつ人の自殺念慮の体験とその対処方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K12450
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 高齢看護学
研究機関金沢大学

研究代表者

長田 恭子  金沢大学, 保健学系, 助教 (60345634)

研究分担者 北岡 和代  公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (60326080)
河村 一海  金沢大学, 保健学系, 准教授 (50251963)
川村 みどり  石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (20347363)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード統合失調症 / 自殺念慮 / KJ法 / 地域生活 / 経験 / リカバリー
研究成果の概要

本研究の目的は、地域で生活する統合失調症をもつ人が自殺念慮を含む困難を抱えたとき、どのような主観的体験をし、それらにどのように対処したかを明らかにすることである。半構造化インタビューより得られたデータをKJ法を用いて構造化した結果、【発症への当惑】【死につながる孤独感】【無力感と死への希求】【偏見へのおびえ】【危うい関係】【危うい日常】【心の拠りどころ】【克服の意志】【あきらめない希望】【病気とともに生きている】が抽出された。この結果は、看護師が統合失調症をもつ人の困難な経験を共有し、彼らの視点でリカバリープロセスに寄り添って支援を行う必要があることを示唆している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

自殺はわが国の社会問題となっており、自殺予防の観点から自殺未遂者のケアが重要視されている。統合失調症はうつ病と同様に自殺の危険性が非常に高い疾患であるが、彼らの自殺念慮を把握することは非常に困難である。本研究の意義は、過去あるいは現在の自殺念慮がどのような状況で生じ、どのように対処したか、当事者の語りから把握することにより、彼らが自殺企図に至らないために必要な看護ケアを検討できることである。自殺念慮がありながらもそれを乗り越え、地域生活を継続している統合失調症をもつ人の体験は非常に貴重であり、得られた知見は彼らの地域生活支援に貢献できると考える。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 地域生活を送る統合失調症をもつ人の自殺念慮と困難の体験2020

    • 著者名/発表者名
      長田恭子
    • 学会等名
      第33回日本看護研究学会近畿・北陸地方会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 困難を体験しながら地域で生活する統合失調症をもつ人の語り2020

    • 著者名/発表者名
      長田恭子
    • 学会等名
      第40回日本看護科学学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 地域生活を送る統合失調症をもつ人の自殺念慮と困難の体験2020

    • 著者名/発表者名
      長田恭子、北岡和代、川村みどり
    • 学会等名
      日本看護研究学会 第33回近畿・北陸地方会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2022-01-27  

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