研究課題/領域番号 |
17K12460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
本田 歩美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 客員研究員 (30732341)
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研究分担者 |
本田 純久 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (90244053)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 介護形態 / 家族介護負担 / 要介護高齢者 / 仕事と介護のspillover / 介護購買力 / 在宅介護 / 介護の経済価値 / 在宅介護の質とコスト / 家族介護者の負担 / 潜在的経済価値 |
研究成果の概要 |
本研究は、仕事をしながら高齢者を介護している家族を対象に、介護保険サービスを活用することによって家族介護者の介護負担はどのくらい軽減するのか、介護が家族介護者の仕事や生活に与える影響を明らかにすることを目的に実施した。その結果、介護形態の選択には家庭の経済的状況が大きく関係しており、要介護高齢者自身の経済力によっても介護が介護者の仕事や生活に与える影響が異なることが明らかになった。また、在宅で高齢者を介護している家族は、施設に入所している高齢者をもつ家族よりも経済的に困窮している世帯が多く、介護に伴う生活時間の拘束や身体的な負担が大きいことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から得られた成果は、高齢者とその家族の介護ニーズとライフスタイルの狭間にある経済資源と介護負担との関係を明らかにし、今日の社会保障制度ではカバーできない介護問題を抱える高齢者とその家族の経済的課題を克服する大きなヒントとなると考えられる。働きながら高齢者を介護する家族の仕事・生活・介護の相互影響に着目し、仕事と介護の両立に伴うストレスと介護資源について検討した本研究は、家族介護におけるヘルスケアマネージメントの一端を担うものと考える。
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