研究課題/領域番号 |
17K12463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 札幌市立大学 |
研究代表者 |
菊地 ひろみ 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (80433134)
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研究分担者 |
御厩 美登里 札幌市立大学, 看護学部, 助教 (90707564)
高橋 奈美 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (30452981)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 在宅看護 / 訪問看護 / 在宅療養者 / 医療ニーズ / レジリエンス / M-GTA / 医療的ケア / 医療依存度 / 看護介入 / 家族 / 在宅療養 / 生活史 / 困難 / スキル / 主張と協調 / 看護学 |
研究成果の概要 |
レジリエンスの定義と概念分析を行い、M-GTAにより胃ろう造設、気管切開等、特別管理加算(Ⅰ) (Ⅱ)の対象となる在宅療養者12名を対象に半構造化インタビューを実施した。「しっくりくる対処をみつける」「過去のつらい体験が糧」「専門家からの承認」など12の概念を生成した。訪問看護のエキスパートに本結果の妥当性についてヒヤリングを行い、概ね妥当との見解を得た。 本研究により、在宅療養者が医療的ケアを必要とする状況に陥った後、療養者の内的要因に促進的環境が関与して相補的なプロセスを経てレジリエンスが発現されるとの仮説を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦では適当な日本語がなく、多義的に使用されているレジリエンスについて概念分析を行い、M-GTAにより医療依存度の高い在宅療養者のレジリエンスの概念を創出した本研究成果は学術的に意義がある。在宅療養者のレジリエンスに着目した看護研究は極めて少なく、今後、在宅医療を中心とした医療構造への移行が進み、医療依存度の高い療養者の増加が見込まれるなか、在宅療養者を支援するケアモデルの創出は意義がある。
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