研究課題/領域番号 |
17K12485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 神奈川工科大学 (2019) 昭和大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
入江 慎治 神奈川工科大学, 看護学部, 教授 (90433838)
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研究分担者 |
富田 真佐子 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (10433608)
坂井 志麻 杏林大学, 保健学部, 教授 (40439831)
鈴木 浩子 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (40468822)
村田 加奈子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (70381465)
林 みつる 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (20300402)
吉原 祥子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (80766189)
大崎 千恵子 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (80771568)
松木 恵里 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (30644588)
石原 ゆきゑ 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (20787915)
芳賀 淳子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (50788479)
小松崎 記妃子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (90644592)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 外来看護 / 退院直後 / 追跡調査 |
研究成果の概要 |
早期退院が求められる中で、退院後に地域での生活を安定させるためには、退院前後の切れ目ない支援が重要である。本研究では退院患者を対象に、後方視的研究によって再入院に関連する要因の探索と、前向き調査によって退院支援の実態、退院直後の支援ニーズについて調査した。結果、再入院の要因として緊急入院、悪性腫瘍、在院日数2週間以上、ADLの低下などがあげられた。前向き調査では、患者は体調や治療、薬の飲み方などに不安を持ちながら退院している実態が示され、病状悪化による2ヵ月以内の再入院率は6%であった。今後、再入院のリスクの高い退院患者を的確にスクリーニングし、退院後も継続してフォローする必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢患者が長期にわたり住み慣れた地域で安定した生活を保つためには、疾患予防に加え、疾患があっても上手くコントロールし、急性増悪による入退院を繰り返さないことが重要である。早期退院が求められる中で、退院後に地域での生活を安定させるためには、退院前後の切れ目ない支援が重要である。退院調整・支援、退院後の訪問看護などは整いつつあるが、訪問看護を必要とせず外来診療へ移行する大多数の患者への退院直後の支援は不十分である。 本研究により退院直後に支援を要する患者のスクリーニングや再入院を避けるための課題など、退院直後に在宅生活を安定化するための外来看護の新たな展開を目指した支援体制づくりの根拠とする。
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