研究課題/領域番号 |
17K12486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 東京有明医療大学 (2019-2022) 聖路加国際大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
角田 秋 東京有明医療大学, 看護学部, 教授 (50512464)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 精神科訪問看護 / 地域精神保健 / Community mental health / Home-Visit Nursing / リカバリー / 精神科地域支援 / 訪問看護 / 看護学 / アウトリーチ支援 |
研究成果の概要 |
利用者の経験に基づいた精神科訪問看護教材を作成するために、精神科訪問看護利用者へのインタビューを実施した。利用者は訪問看護に対して「親身に」「素のままで」「何か意見を返してくれる」ことを望んでいた。そして自身を「バックアップ」してくれること、不安時に助けてもらうこと、一緒に振り返り今後の対策に活かすことが有用だったと語った。 対象への興味関心や意見を述べる姿勢は、治療的関係の構築となり、精神科訪問看護がリカバリー(障害や疾患があってもその人らしい人生の目標に向かって歩む過程)の支援を目指し、支援を共同創造する(コプロダクション)ためにも重要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
利用者の精神科訪問看護についての語りから、自身にとって役立っていること、困ったこと、こうあってほしいという訪問看護の姿勢について抽出することができた。精神疾患を有する当事者が普段デイケアに通っている施設の一室にてなじみのメンバーと語ることで、お互いの体験から自身の体験も想起され、意見が引き出されたと考える。精神科医療は、支援者主導から、本人の希望を中心としたリカバリー支援や共同創造(コプロダクション)への変革が目指されており、利用者の主観的な訪問看護の評価を中心に据えた教材開発は重要と考える。
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