研究課題/領域番号 |
17K12487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 目白大学 (2018-2023) 帝京大学 (2017) |
研究代表者 |
藤木 眞由美 目白大学, 看護学部, 准教授 (50527455)
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研究分担者 |
風間 眞理 目白大学, 看護学部, 教授 (20347371)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 精神看護学 / 家族 / 兄弟姉妹 / 家族看護 / きょうだい / 統合失調症 / 看護学 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、統合失調症者を抱えるきょうだいが、統合失調症者とのかかわりで生じた葛藤から生活を再構築する過程(適応過程)を明らかにする。そして、きょうだいの生活の質を高められるよう、適応過程に基づいた教育プログラムを開発することである。 実施計画は、統合失調症者とのかかわりに適応しているきょうだいにインタビュー調査をし、統合失調症者を含めた家族関係、統合失調症者とのかかわりで生じた葛藤、葛藤から生活を再構築する過程、その過程で影響を与える要因などから、統合失調症者のきょうだいの適応過程を明らかにする。その結果を基に、統合失調症者のきょうだいに向けた教育プログラムを開発することである。 最終年度に実施した研究の成果は主に2つある。1つは、所属大学のFDの報告である。これまで発表した3論文から今後の展望について報告をした。もう1つは、国際学会でポスター発表をした。これは、精神障がい者の兄弟姉妹9名の方を対象に半構造化面接インタビューを実施した内容を、精神障がい者とのかかわりで経験したことに焦点を当て、コード化し、カテゴリー化を行ったものである。結果として、きょうだいは精神障害者の発症時期と自身のライフイベント時期によって、関わり方、受け止め方が異なる。また親亡き後について親との考え方の違いがあることが明らかになった。 研究期間全体を通じて、これまでの結果に基づいて精神障碍者の兄弟姉妹に向けた教育プログラムの内容を検討できたことが成果である。プログラムの内容として、公的支援に関する情報提供、病気・障がいに関する知識やアサーティブなコミュニケーションの修得できる機会、きょうだいが思いを話せる環境つくりなどを組み入れる必要性が明らかになった。
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