研究課題/領域番号 |
17K12489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
岡部 明子 東海大学, 医学部, 准教授 (90287053)
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研究分担者 |
石原 孝子 東海大学, 医学部, 講師 (70580851)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 終末期在宅独居療養者 / インフォーマルサポート / 連携 / 終末期独居療養者 / 在宅看取り / ホームホスピス / 在宅独居療養者 / 訪問看護師 / 介護支援専門員 / 終末期支援 / 連携方略 |
研究成果の概要 |
終末期在宅独居療養者支援における別居家族や友人、隣人、ボランティアなどのインフォーマルサポート活用の重要性の認識は高いが、存在の把握や負担軽減が課題として挙げられた。さらに独居療養者の在宅看取り事例の支援関係者(訪問看護師・介護支援専門員・インフォーマルサポート提供者)へのインタビュー調査から、独居療養者の意思確認とインフォーマルサポート提供者との緊密な連携により、その療養者らしい時間の創出につながる柔軟な支援が行われたことが示された。ホームホスピスへ入居した独居療養者への支援においては、新たな関係構築による生活の継続性と個別性を尊重した支援が希望の実現にとり重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国では単身世帯が増える中で、独居であっても終末期を在宅で過ごすことを希望する人々を支えるためのチームアプローチが不可欠となってきている。在宅医療関係者と介護関係者によるフォーマルサポートのみでなく、その人らしさをよく知る重要他者としてのインフォーマルサポートとの連携による支援ネットワークの構築が求められる状況が生じている。そこで、独居療養者が残された時間をどこでどのように過ごしたいと希望するかという本人の意思と、その療養者の生き方や価値観を尊重し、インフォーマルサポート提供者との緊密な連携によりその人らしい時間の創出につなげる支援のあり方が見いだされたことの意義は大きいと考える。
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