研究課題/領域番号 |
17K12497
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
|
研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
渋谷 菜穂子 中部大学, 生命健康科学部, 教授 (40324420)
|
研究分担者 |
高橋 里沙 天理医療大学, 医療学部, 准教授 (90596206)
安藤 智子 中部大学, 看護実習センター, 助手 (90583055)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 精神科看護師 / 対患者場面 / 怒りの体験 / 怒りの反応 / 怒り喚起~昇華までのプロセス / 精神科の理解度 / 怒り / 質問紙 / 怒りの経験 / 看護実践能力 / 質問紙調査 / パイロットスタディ / 因子分析 / 因果モデル / 看護学 |
研究成果の概要 |
怒り感情制御尺度の作成に向けて、精神科看護師を対象に行った質問紙調査の再分析及び面接調査を実施した。 質問紙調査はAverillの質問紙を改変して使用した。間接的攻撃的な反応とされる「利益停止」「怒りと反対の表現」「告げ口」等の4反応で40.4%~61.9%の看護師が「願望あり/実行あり」を示した。この事実は「怒りのコントロール」以外の要因の存在を示唆した。また面接調査で、看護師が対患者場面における怒りを昇華するために、①相談相手の存在、②仕事とプライベートを分ける、③患者理解に努める、など8項目が必要であり、特に③は質問紙調査において分析した評価決定過程における重要な要素であることがわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神科看護師を対象に面接調査を実施した。精神科看護師が対患者場面において怒りを喚起した時の願望反応/実行反応を確認し、怒りの昇華に至るプロセスを図示することで、彼らが持つ問題や困難感、怒り感情の対処の仕方などの内面が明らかになり、看護師のメンタルヘルス支援における重要な示唆が得られた。 また、精神科看護師が選択する、怒り感情の表出方略/非表出方略という、怒り感情の制御尺度を開発するための重要な示唆が得られる基礎的研究となった。
|