研究課題/領域番号 |
17K12503
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 武庫川女子大学 (2019-2023) 藍野大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
早川 りか 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (50737575)
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研究分担者 |
人見 裕江 山陽学園大学, 看護学部, 教授 (30259593)
堀 智子 藍野大学, 医療保健学部, 講師 (30772800)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 訪問看護 / 訪問看護事業所の管理・運営 / 移動中の交通事故 / 訪問時のインシデント / 訪問看護師の心理 / 訪問看護事業所 / 訪問時の交通事故 |
研究成果の概要 |
本研究では、訪問看護の移動中の交通事故の実態を明らかにすることを目的として、全国の訪問看護事業所へのアンケート調査および訪問看護師への聞き取り調査を行った。 アンケートに回答のあった事業所944件の1年間の事故発生件数897件であり、1施設あたりの1年間の事故発生数は0.95件であった。事故の発生件数と訪問件数および移動時間との相関はみられなかった。第2段階の調査である訪問看護師へのインタビュー調査では、事故の原因として、雪や雨などの悪天候に関するもの、時間の逼迫による焦りがあることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、訪問看護の移動中の交通事故の実態を明らかにすることができた。また、移動中の事故により、看護師が入院、休職するという深刻な事態を引き起こしているケースもみられ、訪問看護師の多くが移動時の不安を抱えていることや交通事故には至らなくてもヒヤッとする体験を持っていることも明らかになった。 これらの事故を防止するために、訪問看護事業所の管理運営においては、看護師の安全面に配慮した訪問調整や時間の確保、悪天候時等での注意喚起、マニュアル作成など、事故を引き起こす要因に対しての具体的な取り組みが重要であることが示唆された。
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