研究課題/領域番号 |
17K12505
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 (2018-2019) 甲南女子大学 (2017) |
研究代表者 |
片平 伸子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (10381675)
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研究分担者 |
丸尾 智実 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (70438240)
小川 妙子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (80320711)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 看護小規模多機能型居宅介護 / 看護 / 看護師 / 看護小規模多機能 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は看護小規模多機能型居宅介護(以下、看多機)における看護の特性、利点、課題を明らかにし、看多機の普及や看多機における効果的な看護提供を促進する方策を検討することである。看護職の管理者を対象とした面接調査の結果を踏まえて全国調査を行った。調査の結果、利用者は80代が半数で要介護度が高く、独居者が4割を占めていた。他職種との連携は主治医、外部のケアマネジャーの得点が比較的低く、看護の利点は「介護職のできない症状の対応ができる」「利用者・家族の希望に対応しやすい」、課題は「看多機自体や看多機でできることが知られていない」「利用者増や介護も行うことなどで看護師の負担がある」が高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看多機は創設が2012年と比較的新しいことから研究的な取り組みは少ない上に教育プログラムやテキストは見当たらない。本研究によって、看多機において行われる看護の利点や課題、行われている工夫をまとめ、これらをもとに具体的に看護を充実する方策を検討できたことは、看多機利用者とその家族の生活の質の向上および看護師の支援に役立つことができる。 また、看多機の利用者は健康面の課題を持つ高齢者であることから医療面を充実させつつその人らしい生活を支援することが重要であり、看護職と他職種との連携・協働が必須である。本研究で示された看多機における看護の特性は他職種との連携を促進する方策を検討する際の基礎資料となる。
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