研究課題/領域番号 |
17K12517
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 日本赤十字九州国際看護大学 (2019-2020) 福岡大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
西尾 美登里 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 講師 (20761472)
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研究分担者 |
木村 裕美 福岡大学, 医学部, 教授 (00301359)
緒方 久美子 福岡大学, 医学部, 教授 (00309981)
坂梨 左織 福岡大学, 医学部, 講師 (20569644)
尾籠 晃司 福岡大学, 医学部, 准教授 (40211817)
久木原 博子 福岡大学, 医学部, 教授 (50268950)
大上 渉 福岡大学, 人文学部, 教授 (50551339)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 認知症 / 男性介護者 / 妻 / 母 / 虐待 / 自宅介護 / アンガーマネージメント / タッチング / 在宅 / 虐待防止 / 虐待の有無 / 虐待したくなる状況 / 妻や母への思い |
研究成果の概要 |
認知症者のBPSDへの対応の中で、妻や母親から強要や攻撃、拒否をされると、夫や息子は身体的・精神的虐待をとる傾向があることが明らかになった。呼吸を整えタッチングする効果は脳波のパターンが有意に安定化し、不安定となったニューロン活動を安定化させる効果がある。皮膚からの感覚刺激は、記憶や人間特有の高次機能を活性化する効果により神経活動が安定する。認知症者を介護する男性の家族は、特に夫において、介護生活の中で妻へ暴言を吐いたり、暴力を振るいそうになった際、呼吸を整え妻へタッチングをすることは、ストレスを軽減し介護生活を継続するうえで有効である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1) 認知症の人を在宅で介護する男性の、虐待の実態とその関連要因を調べストレスを軽減するためのアンガーマネージメントに着眼した介入効果を明らかにした。呼吸を整え、要介護者に触れると、介護ストレスの軽減が明らかになった。 2)介入の心身両面の効果を実証的に明らかにした研究も見当たらないため,極めて独創 的である。3)他の疾患を有する家族介護者への効果を比較検討できる可能性をもち、最終的なプログラムは広く社会 に普及できるようになると考える。4) プログラムの効果が本研究によって実証され,更に他の疾患でも研究が進めば、様々な疾患をもつ療養者の家族を対象に心身への健康に寄与できる可能性をもつ。
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