研究課題/領域番号 |
17K12524
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
中田 ゆかり 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (30647615)
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研究分担者 |
山田 尚登 滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (50166724)
角谷 寛 滋賀医科大学, 医学部, 特任教授 (90362516)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 快眠音 / 職域 / 睡眠支援 / 産業保健 / 労働者 / 産業看護 / 睡眠 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,就寝時に「快眠音」を聞くことにより,不眠傾向にある日本労働者の睡眠にどのような効果があるかを検証することである。日本企業4社の従業員1185名を対象として事前にアテネ不眠尺度を用いてスクリーニングを行い,6点以上の162名のうち研究同意・データが得られた41名を対象に分析を行った。対象者の自宅に設置した快眠音システムを用いて就寝時に「無音」と「快眠音」を聞き,それぞれ平日5晩ずつの睡眠時間,睡眠効率,睡眠潜時のデータを収集した。「無音」と「快眠音」でのpaird t検定を行った。結果は睡眠潜時が長い21名で「快眠音」の睡眠潜時が「無音」の睡眠潜時と比較して約7分有意に短縮した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後も我が国の近代化,多様化はますます進んでいくと考えられ,睡眠障害における問題はさらに深刻化していくと予想される。本研究では,当初予定していた人数が集まらなかったこともあり,「無音」と「快眠音」で寝つき時間に有意な差は認められなかったが,寝つきに時間のかかる労働者の寝つき時間の短縮が図れた。したがって,寝つきの悪い労働者に「快眠音」を聞いてもらうことで,寝つきがよくなり,睡眠障害の労働者の健康の保持増進が図れ,企業にとっても生産性の維持向上に寄与することができると示唆された。
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