研究課題/領域番号 |
17K12534
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 富山県立大学 (2021-2023) 石川県立看護大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
清水 暢子 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (20722622)
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研究分担者 |
松永 昌宏 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (00533960)
長谷川 昇 同志社女子大学, 看護学部, 特任教授 (10156317)
梅村 朋弘 愛知医科大学, 医学部, 講師 (10401960)
山田 恭子 佛教大学, 保健医療技術学部, 教授 (20191314)
望月 美也子 京都文教短期大学, 食物栄養学科, 准教授 (20367858)
加藤 真弓 愛知医療学院短期大学, 理学療法学専攻, 教授 (90512856)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | タイ高齢者 / 高齢者サロン / 認知機能低下予防 / 近赤外分光法 / 背外側前頭前野部位 / 社会的孤立 / LSNS-6 / 二重課題 / 国際共同研究 / 認知機能 / 脳血流量測定 / ビタミンD / 生活習慣 / 栄養摂取状況 / 体組成 / 国際比較 / 認知機能測定評価 / 身体機能測定評価 / Web会議システム / オンライン測定法 / 近赤外分光法(NIRS) / ミニメンタルステートテスト(MMSE) / モントリオール認知評価(MoCA) / 信仰心 / 前頭前野血流量 / 遠隔操作測定法 / 簡易認知機能評価法 / タイ / 近赤外線光脳機能イメージング装 / 認知機能面 / 宗教 / DASC-21 / ソーシャルキャピタル度 / 社会的役割 / 軽度認知症高齢者 / 前頭葉機能 / 近赤外線光脳機能イメージング装置 / タイ王国 / タイ版質問式簡易栄養摂取調査表 / バランステスト / 認知機能検査 / 脳血流量 / 認知症予防対策 / 地域高齢者 |
研究実績の概要 |
本研究は、タイ人と日本人の高齢者を対象に、近赤外分光法(NIRS)を用いて生活背景、心理社会的側面、認知機能、脳活動を測定することにより、急速に高齢化が進むアジアの高齢者における認知機能低下の高齢者介入に関するエビデンスを構築することを目的とした。対象はタイと日本の高齢者サロンに通う高齢者で、調査項目は二重課題(DT)中の脳血流(CBF)、認知機能検査(MMSE)(MoCA)、老年期抑うつ尺度15(GDS15)、Lubben. Social Network Scale short version (LSNS-6)、WHO-QOL尺度。本研究は、研究者の所属する大学の大学倫理審査委員会の承認を得た。 その結果、高齢被験者144名(タイ57名、日本87名)の結果を、認知機能(MMSE、MoCA)を従属変数として重回帰分析した結果、GDSテストのスコアとの関連がみられ(β=-. 211、P<.015)、Social-WHOQOLはより高い方が(β=. 209、P<.016)MMSEはより良好であった。単語流暢性と運動課題遂行時(DT)の背外側前頭前野部位の血流は、両国とも左背外側前頭前野領域で有意な関連(β=.412、P<.001)がみられた。本研究の結果から、タイと日本の高齢者において、うつ状態と社会的QOLが認知機能に影響を及ぼすこと、また、タイの高齢者では、日本よりも社会的孤立が認知機能に悪影響を及ぼすことが示された。特に、高齢者のうつ状態と社会的孤立を早期に発見し、予防的介入を行うことが、両国において認知機能低下の予防に有効である。また、DT実施中の背外側前頭前皮質活動の低下が、両国において将来の認知機能低下を予測する指標となる可能性を示唆していた。
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