研究課題/領域番号 |
17K12538
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
西田 征治 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (90382382)
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研究分担者 |
小川 真寛 京都大学, 医学研究科, 助教 (00732182)
佐藤 葉子 (山西葉子 / 山西 葉子) 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (30423627)
藤巻 康一郎 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (50324570)
三宅 由希子 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 講師 (60433380)
上城 憲司 西九州大学, リハビリテーション学部, 教授 (90454941)
白井 はる奈 佛教大学, 保健医療技術学部, 准教授 (90346479)
坂本 千晶 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (00876899)
池内 克馬 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (20876883)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 認知症 / 家族教育 / 尊厳あるケア / 介護技術 / 行動心理症状 / 日常活動 / 動機づけ / パーソンセンタードケア / 技能 / 介護意欲 / 活動 / 支援技能 / 動機付け / 作業遂行 / 家族介護者 / 支援技術 / 日常生活 / 尊厳 / 作業療法 |
研究成果の概要 |
本研究では認知症の人の家族介護者が,日常活動の支援技術を習得することに加え,尊厳を保つケアの知識と態度を身につけるための教育訓練プログラムを独自に開発することを目的に3つの研究(調査研究,事例検討,介入研究)を段階的に実施した。その結果,3領域(支援技術,パーソンセンタードケアの知識・態度,動機づけ)に関する21項目の要素を学ぶ家族教育プログラム(週1回全6回)が,主に認知症の人の行動心理症状(興奮,脱抑制など)と日常活動の遂行度と満足度を有意に向上させること,および介護負担感を軽減させる傾向を示すことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在わが国では認知症の人の増加に対応し,認知症施策が推進され,住み慣れた地域の中で認知症の人が尊厳をもって自分らしく暮らせる社会の構築が目指されている。これを実現するためには主たる介護者である家族の果たす役割は大きい。しかし,家族介護者が認知症の人に対するケアの技術や,尊厳あるケアの知識や態度,動機づけについて学ぶ機会が地域には決して十分にあるとは言えない状況である。本研究では,認知症の人の日常活動の遂行や行動心理症状の改善に寄与する効果的な家族教育プログラムが示されたことから,これを地域の行政事業に活用することで,認知症の人とその家族がよりよい地域生活を送ることにつながると考える。
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