研究課題/領域番号 |
17K12541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 北海道文教大学 |
研究代表者 |
多賀 昌江 北海道文教大学, 人間科学部, 准教授 (20433138)
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研究分担者 |
佐伯 和子 北海道大学, 保健科学研究院, 名誉教授 (20264541)
鹿内 あずさ 北海道文教大学, 人間科学部, 教授 (50382502)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 孤立感 / 産後 / 子育て支援 / 母親 / 虐待予防 / 乳幼児の子育て / 子育て / 乳幼児 / 育児不安 / 母子保健 / 夫婦関係 / 尺度 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、3歳以下の子どもを養育する母親が抱く孤立感の様相、その要因と影響を明らかにすること及び母親の支援につなげる尺度を開発することである。今回の研究結果から子育て孤立感が生じる要因には夫婦関係、子どもの体調や発達の不安、自身の葛藤と変化、生活や外出が制限されること、育児ストレスの増大、過労などがあった。相談や話を聴いてくれる相手がいない場合、母親の疲労が強い場合などでは子どもや夫に八当たりしたり、気分が落ち込んだりすることに連鎖する構造となっていた。結果を統合し、3歳以下の子どもを育てる母親の子育て孤立感尺度の原案を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子育ての多くを担っている母親の社会的・心理的な孤立は子育て支援上の課題である。3歳以下の子育て中の母親がどのような場面で心理的に追い詰められ孤立していくのかについて母親の生の声をデータとして収集し、明らかにした点が本研究の特色である。母親が感じる疎外感、誰にも理解してもらえない大変さや子どもの体調・発達の不安が常在することは、第2子以降の子育てをしている母親にも認められる。孤立感の高まりが虐待のリスク向上に関連するため、子育て中の母親を心身ともに早期から支援すること、相談の場や共感の場があること、夫を含む総合的な支援者と母親がつながっていることが孤立感緩和のために必要である。
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