研究課題/領域番号 |
17K12550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
芝山 江美子 神奈川工科大学, 看護学部, 特任教授 (00396392)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 高齢者 / 過疎地域 / 限界地域 / 共助 / ポシアンドウ / ボランティア / ポシアンデゥ / ジョグジャカルタ / Gamping地区 / インドネシア / ジョグジャカルタ県 / ポシアンドゥ / カダール(ボランティア) / 民族学 / 文化人類学 / 看護学 |
研究成果の概要 |
今回の調査では、日本の限界地域におけるボランティアモデルを開発するために、インドネシア・ジョグジャカルタ地域の高齢者の介護に対する思い、生活意識や文化的背景、価値観を知り、地域に生活し続ける思いについて明らかにすることを目的とした。ここで明らかにした住民の思い、ニーズを、日本社会への共助ボランティア導入の際に生かすつもりである。このニーズは、地域にすむ若年者のボランティア意識と合致させることにより、「自発的意思に基づく限界地域におけるボランティアモデル」の開発にもつながるものとなる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1980年代より、日本の社会保障システムは、少子高齢化の進む将来を予測し、医療保険制度の改正、介護保険制度・後期高齢者制度の設立など、地道に努力を続けてきた。ハードウェア(システム)の面では、先進国の中でもたいへん優れたシステム構築と言える。しかし、公的な医療・介護保険制度のみでは、高齢者のQOL(生活の質)をサポートすることに限界が生じている。一方で、途上国では、公的なサポートは少ないが、コミュニティで助け合う自助の精神・システムがある。インドネシアのポシアンドゥ・システムを参考にして、日本の農村過疎地域の実情に合うように導入できれば、日本の高齢者の生活の質に向上に貢献できると考える。
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