研究課題/領域番号 |
17K12557
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
椛 勇三郎 久留米大学, 医学部, 准教授 (30368964)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 成功報酬 / 要介護度の改善 |
研究実績の概要 |
要介護度の改善状況を評価するにあたり,新型コロナウイルス感染症感染流行時期とそれ以外の時期を比較検討していけるような研究デザインを再構築すること,また対象者の要介護状態(老化や慢性疾患,認知症)によっては,効果的で十分なサービスを提供し一時的に改善しても状況によってはすぐに悪化したり,または悪化と改善を繰り返したり,改善が見込めない時期に移行したりすることについて,どのように評価すべきか検討を重ねた. その結果,本邦における新型コロナウイルス感染症流行前(概ね2020年1月まで)と,それ以降の時期による違いを検討するために連続横断研究デザインによる評価を行い,感染症拡大時期の影響も踏まえた俯瞰的な評価を行うことにした.次に,性別,年齢,要介護状態(老化や慢性疾患,認知症)やサービスの利用頻度や種類を考慮した決定木分析を適用し,「改善する者」,「一時的に改善する者」,「悪化と改善を繰り返す者」,「改善が見込めない者」にプロファイリングし,その後,各要因についてサブグループ分析を行うことにした.また,複数の交絡因子の調整が困難な場合は,サンプルサイズは減少するが,プロファイリンググループごとに傾向スコアによるマッチングを用いた分析を適用することにした. 一方,要介護度認定の有効期間の変更や延長の影響を経年的にどのように評価していくかについては結論が得られなかった.今後は,その影響についても検討し,評価指標には可能な限り普遍性が保たれるようにする.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度も昨年度と同様に,新型コロナウイルス感染症の感染拡大による制約や制限のため,研究が十分にできなかったこと,教育活動等への対応に多くの時間を割かざるを得なかったことがあげられる.
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症の状況も大きく変わったため,今後は関係機関と協力しながら,研究を推進させる.
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