研究課題/領域番号 |
17K12561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 (2021) 国際医療福祉大学 (2018-2020) 鎌倉女子大学短期大学部 (2017) |
研究代表者 |
臺 有桂 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (00341876)
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研究分担者 |
荒木田 美香子 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 教授 (50303558)
藤田 千春 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 教授 (70383552)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ポートフォリオ / 包括的発達支援 / 援助要請 / 幼児 / 保護者 / 地域保健 / 発達支援 |
研究成果の概要 |
【目的】発達障害児と保護者の適切な援助要請を促す観点から、ポートフォリオをツールとした包括的発達支援システムを開発することである。【方法】自治体のポートフォリオの実態と課題、当事者のポートフォリオに対するニーズを調査した。【結果】多くのポートフォリオは、医療・福祉・教育間の支援者間の連携にとどまっており、当事者主体、母子保健や就労との連携には至っていなかった。【考察】当事者の“自立支援”に活用可能なポートフォリオとは、支援や連携に必要な内容に加え、当事者とその保護者が主体的に活用し、乳幼児期から就労支援まで、成長の確認や強みを実感できる“育ちを支えるもの”であることが望まれる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の基盤となる援助要請は、人々の保健行動促進のための重要な概念である。発達障害児と保護者に対するタイムリーな支援は、当事者の援助要請を促し、ひいては親子の成長につながる。 本研究は、ポートフォリオを活用し、発達障害児と保護者が主体的な援助要請ができる包括的発達支援システム構築を目指すところに独創性を有している。その学術的意義は、地域看護学及び関連学問領域における新たな支援の方法論を提示することである。また、施策的意義は、保護者の援助要請の機序に応じた支援、障害児者が主体となる支援を促進しうる地域における包括的な発達支援システムの創出に貢献しうる点である。
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