研究課題/領域番号 |
17K12567
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
西嶋 真理子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50403803)
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研究分担者 |
齋藤 希望 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (40749800)
達川 まどか 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (20849690)
柴 珠実 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (60382397)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 発達障害児 / 親支援 / ペアレント・メンター / トリプルP / 家族支援 / 発達障害 / 包括的ケアプログラム |
研究成果の概要 |
療育機関に通所している未就学の発達障害児の親が感じている困りごとやペアレント・メンター(以下メンター)への相談希望とその関連要因を調査した。児の行動上・生活面・親自身の困りごとは8割以上の親に見られた。メンターへの相談希望がある者は、発達障害の診断がある、相談相手との人間関係の不安がある、自身がメンターとなる意志がある者に有意に多かった。 また、4回のメンターへのグループ・インタビューを質的に分析した結果、メンター自身も相談活動により達成感を感じ、わが子との生活に肯定的な影響があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子育てに困難感をもつ発達障害児の親にとって、日々の生活面、行動上の問題に対して、同じ立場の親からの受容と共感は大きな助けとなる。今回、未就学の発達障害児の親がメンターに対してどのようなニーズを持っているかを明らかにすることができ、相談したい親は、自身もまた他の親の相談にのりたいという意志があることに最も関連することが初めて明らかになった。未就学の発達障害児の親である相談者に対して、将来、メンターになることも視野に入れて支援すること、メンターからメンティへの支援を通じてメンター自身の子育てに肯定的に反映されていくこと等、包括的ケアのめざすべき方向性が示唆された。
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