研究課題/領域番号 |
17K12570
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 利憲 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (10583031)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 遺児支援 / グリーフケア / 学校メンタルヘルスリテラシー教育 / 学校保健 / 精神看護 |
研究成果の概要 |
現在、教育現場での遺児支援は不十分であり、支援体制を構築していく必要がある。本研究は、COVID-19の影響を受けたが、各地で開催された遺児支援の人材育成事業への協力や、研修会、チラシの配布を通して、教育機関への遺児支援の普及・啓発を実施した。これにより、今後の調査に向け、各地の支援団体、ならびに教育機関の調査体制の整備と連携が強化された。また、支援団体や遺族の協力を得て、遺児支援の普及・啓発ツールを作成した。 COVID-19は、遺児・遺族にも大きな影響を及ぼし、生活のしづらさが助長されていた。今後はさらに、教育機関における支援を含め、地域での遺児・遺族支援を構築・拡大していく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺族支援は、自死や災害をきっかけに支援の必要性が浸透してきているが、遺児支援は遅れ、教育現場での遺児支援はほとんど実施されていない。また、遺児支援に限らず、教育現場、ならびに関係者と、他の支援者が連携するめには、多くの課題や調整が必要となる。よって本研究による教育現場への遺児支援の普及・啓発によって連携が強化さたことは学術的な意義があると考える。また、支援団体や遺族の協力を得て、遺児支援の普及・啓発ツールを作成したことは、地域での支援を構築・拡大する一助となり、さらには、遺児も含めた児童生徒へのメンタルヘルスリテラシーの向上が期待でき、学校保健・看護に寄与するものと考える。
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