研究課題/領域番号 |
17K12571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
末永 カツ子 福島県立医科大学, 看護学部, 博士研究員 (70444015)
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研究分担者 |
堀内 輝子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (00534083)
木下 美佐子 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (50791919)
高橋 香子 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (80295386)
片桐 和子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (80317627)
山田 智惠里 福島県立医科大学, 大学院医学研究科, 教授 (90322940)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アクションリサーチ / エンパワメント / コミュニティ再生 / 帰還 / 高齢者 / 国際交流 / 保健師 / 住民 / コミュニティ / 原発事故 / 避難指示解除 |
研究実績の概要 |
震災前の南相馬市小高地区(以下、O地区)の人口は12,840人、2024年4月末の居住者は3,833人、高齢化率は、48.9%であった。O地区の避難指示が解除されたのは事故から5年半が経過した2016年7月であった。O地区は、事故直後から1年近く立ち入りが制限されてきたが、2012年4月から日中に限り住民の出入りが認められた。2013年4月には役場、銀行、郵便局が再開した。本研究は、東日本大震災(2011.3)での福島第一原子力発電所の爆発事故後、5年間にわたり避難指示が出され居住者がゼロとなった地区をフィールドとしたアクションリサーチ(以下、AR)の取り組みである。コミュニティ再生に向けて協働した保健師らの支援者と避難指示が解除後に帰還した高齢者のエンパワメントをめざすアクションリサーチである。ARは、当事者自身が提起した問題を扱い研究者らと協働してコミュティエンパワメントを目指す一連のプロセスを継続的に行う研究活動である。協働の媒体となった活動は、帰還した高齢者が主導するサロン活動である。このサロン活動には70代から80代の高齢者が参加してきており、現在(2024.5)も継続されてきている。 最終年度となった2023年度は、これまでのARのプロセスをまとめ報告集を作成した。この報告書に基づきARの循環サイクルと多様な参加者との相互作用にフォーカスして分析し考察した。
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