研究課題/領域番号 |
17K12572
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
斉藤 恵美子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (90251230)
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研究分担者 |
表 志津子 金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904)
村田 加奈子 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (70381465)
神崎 由紀 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (80381713)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 地域包括ケア / 高齢者 / 倫理 / 看護学 / 医療・福祉 / 公衆衛生 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、地域に居住する高齢者とその家族への支援過程での倫理的な課題を明らかにすることとした。都内地域包括支援センター看護職を研究対象者として、無記名自記式質問紙調査を実施した。1年目の回収数は143件(回収率31.9%)であり、倫理的に迷い悩む状況を認識したことがあると回答していた割合は84%であった。その状況として、利用者と家族の意向が異なる場合、利用者と専門職の意向が異なる場合等が多く、地域包括ケアでの倫理的な課題の実態が明らかとなった。また、2年目の回収数は166件(回収率36.7%)であり、看護職は利用者の生命や安全を優先すること、多職種での支援を重要と認識していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病院内での倫理的な課題への実態や対策に関する研究は蓄積されつつあるが、地域包括ケアを展開している地域での倫理的な課題に関する研究はほとんどない。病院内と同様に、地域でのサービス利用者の個人情報保護やインフォームド・コンセント等を含む倫理的な課題の明確化と支援方法の検討は、非常に重要である。本研究の結果は、地域包括ケアとしての支援過程での倫理的な課題を提示し、支援が困難な事象への支援を検討するための知見の一つとなり、学術的意義や社会的意義があると考える。
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