研究課題/領域番号 |
17K12613
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
震災問題と人文学・社会科学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
轟木 靖子 香川大学, 教育学部, 教授 (30271084)
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研究分担者 |
山下 直子 香川大学, 教育学部, 教授 (30314892)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | やさしい日本語 / 防災 / 外国人住民 / 外国人 / 減災 / 地域 |
研究成果の概要 |
本研究は、外国人住民の防災を考えるうえで重要な「やさしい日本語」の、一般の日本人への普及および教育を実施するうえで有効な方策について、アンケート調査等の結果等から分析・考察をおこなうものである。日本語教育の専門家や外国人支援ボランティア以外の一般の日本人にできるだけ「やさしい日本語」を知ってもらい、活用を促すことで、地域の防災や減災をより充実させることを目的とする。一般向けの講習会、日本人学生への指導および学習成果の分析・評価、日本人との間で防災に関する知識や意識がどのように異なるかの調査・分析等を中心におこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人住民・学生と外国人住民・留学生に実施した防災に関するアンケート調査(回答数約100名)から、防災に対する備えとして多くの日本人が知っている「家具の固定」「すぐに外へ逃げ出さないこと」が外国人には理解されにくいことが明らかになった。また、母国で地震を体験したことがない外国人が非常に多いこと、そのため日本語が比較的上手な学習者でも不安が大きいことが明らかになった。また、日本人が「やさしい日本語」を使ううえでは、日本語をやさしくするテクニックだけでなく、情報を選別し、不要なものを削除する判断能力が重要であることが再確認された。
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