研究課題/領域番号 |
17K12641
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 兵庫県立大学 (2018-2019) 中央大学 (2017) |
研究代表者 |
東川 雄哉 兵庫県立大学, 社会情報科学部, 准教授 (20749486)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 動的フローネットワーク / 施設配置問題 / アルゴリズム / 最大後悔最小化 / 避難計画 / 組合せ最適化 / 避難計画問題 |
研究成果の概要 |
2011年3月の東北地方太平洋沖地震においては,交通渋滞に起因する逃げ遅れにより多くの犠牲者が出たことが知られている.したがって,都市における避難施設配置を災害下の交通渋滞を考慮していかに決定するかは避難計画において重要な問題であると言える.そこで,理論計算機科学において知られている動的フローネットワークと呼ばれる枠組みを導入することにより,交通渋滞による避難時間の遅延を表現することが出来る.本研究では,動的フローネットワークにおいて,各避難者の施設到達時間に基づく多様な評価コストを設定し,各評価コストの最小化問題として定義される施設配置問題に対して,高速なアルゴリズムを設計した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色は,交通渋滞を考慮した避難施設配置が可能な理論モデルを扱い,大規模な一般のネットワークに適用可能な高速アルゴリズムの構築を掲げている点にある.本研究において,対象のネットワーククラスを十分一般化出来たとは言えないが,本研究の成果は,現実の避難計画に理論的保証を与える上で非常に大きな社会的意義を持つと考えられる.
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