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ステークホルダーネットワークによる合意形成支援手法とツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K12664
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 ソフトウェア
研究機関日本大学

研究代表者

松野 裕  日本大学, 理工学部, 准教授 (70534220)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードシステム保証 / アシュアランスケース / ウエブベースツール / 合意形成 / ワークショップ / 機械学習システム / D-Case / ウエブベースツール開発 / ソフトウエア学
研究成果の概要

IoT 化により、より便利になる一方複雑化・ネットワーク化により安全性やセキュリティを守ることが困難になりつつある。本研究ではシステムを守ることは、ステークホルダーの意思疎通を図ることにより達成されるという観点にたち、安全性などに関する合意形成を支援するためのツールおよび手法を、システム保証の手法であるアシュアランスケースを、ステークホルダーネットワーク上で用いることにより開発する。企業における他社間、他部門間の安全性・セキュリティに関わる意思疎通の課題の解決の支援を行うことができ、我が国における IoT システムの安全安心な開発運用に寄与することを目指す。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではステークホルダーのネットワークに基づく合意形成手法:D-Caseを形式化し、そのためのツールを開発した。またそのツール、手法を用いたワークショップを9回、合計116名の企業の方を対象として開催した。その結果が、手法の有効性が示唆される結果を得た。またツールは現在喫緊の課題になっている機械学習システムの信頼性保証のための拡張を行った。生来の不確定さを持つ機械学習システムの保証に対して、本研究のアプローチの有効性を検証中である。これらの結果は学術的に新規性があり、社会におけるIoT,AIシステムのディペンダビリティ向上に寄与すると考える。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて 2019 2018 2017 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 2件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] Continuous Argument Engineering: Tackling Uncertainty in Machine Learning Based Systems2018

    • 著者名/発表者名
      Fuyuki Ishikawa, Yutaka Matsuno
    • 雑誌名

      Proc. SAFECOMP 2018 Workshops

      巻: LNCS11094 ページ: 14-21

    • DOI

      10.1007/978-3-319-99229-7_2

    • ISBN
      9783319992280, 9783319992297
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] D-Case Steps: New Steps for Writing Assurance Cases2018

    • 著者名/発表者名
      Yuto Onuma, Toshinori Takai, Tsutomu Koshiyama, Yutaka Matsuno
    • 雑誌名

      Proc. SAFECOMP 2018 Workshops

      巻: LNCS11094 ページ: 71-78

    • DOI

      10.1007/978-3-319-99229-7_8

    • ISBN
      9783319992280, 9783319992297
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] D-Case Communicator: A Web Based GSN Editor for Multiple Stakeholders2017

    • 著者名/発表者名
      Yutaka Matsuno
    • 雑誌名

      Proc. of ASSURE2017

      巻: LNCSvol. 10489 ページ: 64-69

    • DOI

      10.1007/978-3-319-66284-8_6

    • ISBN
      9783319662831, 9783319662848
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 日常のコミュニケーションにおける前提情報の認識量に関する被験者実験2019

    • 著者名/発表者名
      青山祐太、大沼祐人、松野裕
    • 学会等名
      電子情報通信学会KBSE研究会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 合意形成手法D-Caseの研究および普及活動-研究室の立ち上げからこれまでの4年間の活動を通して-2019

    • 著者名/発表者名
      松野裕
    • 学会等名
      ソフトウエア信頼性研究会第14回ワークショップ(FORCE2018)
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 合意形成手法 “D-Case” ワークショップ及びその評価2018

    • 著者名/発表者名
      大沼祐人、妹背宏哉、前原菜々子、斉藤功、松野裕
    • 学会等名
      第16回 ディペンダブルシステムワークショップ(DSW 2018)
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] アシュアランスケースの主張の変換を含めた議論パターンの提案2018

    • 著者名/発表者名
      越山勉、高井利憲、松野裕
    • 学会等名
      電子情報通信学会信頼性研究会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] アシュアランスケースの紹介とSCDLとの連携に向けて2018

    • 著者名/発表者名
      松野裕
    • 学会等名
      Safety Concept Notation Open Conference 2018 東京
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] Continuous Argument Engineering: 機械学習システムにおける議論モデルの活用に向けて2018

    • 著者名/発表者名
      石川冬樹、松野裕
    • 学会等名
      第1回機械学習工学ワークショップ(MLSE2018)
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] D-Caseワークショップの試行及び評価2018

    • 著者名/発表者名
      大沼祐人、松野裕
    • 学会等名
      電子情報通信学会KBSE研究会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] D-Caseワークショップの試行及び評価2017

    • 著者名/発表者名
      大沼祐人、松野裕
    • 学会等名
      電子情報通信学会KBSE研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [備考] D-Case Communicatorウエブページ

    • URL

      http://mlab.ce.cst.nihon-u.ac.jp/project/dcomm/

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] D-Caseホームページ

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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