研究課題/領域番号 |
17K12693
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高性能計算
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
辻 美和子 国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究センター, 研究員 (80466466)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 性能推定 / 通信性能 / コデザイン / 性能モデル / 通信性能推定 / ネットワークシミュレータ / トレースファイル自動生成 / 性能評価 / 検証 |
研究成果の概要 |
未知のシステム上での通信制能推定手法としては,既存のシステムでアプリを実行し,各ノードから得られた通信ログを用いてネットワークシミュレータに駆動させる手法が広く用いられている.しかし,将来システムが既存システムよりも大規模な場合,この通信ログをそのまま用いることはできない.本研究では,実システムから得られた通信ログを大規模システム向けに水増しし,これらのPseudoファイルをネットワークシミュレータの入力として用いる手法を提案した.また,ソースコードの解析によりPseudoファイルを生成する手法を開発した.これにより,既存システムよりも大規模なシステムでの通信性能推定が,平易に可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アプリケーションを効率的に実行するためには,アプリケーションをシステム向けに最適化するだけではなく,設計段階からアプリケーションが性能を発揮できるシステムを設計することが重要である.システムとアプリケーションの双方向的な設計アプローチはコデザインと呼ばれ,富岳をはじめ多くのシステムの設計課程で採用されている.この過程では,複数のアプリを複数のシステムの候補で評価する必要があるため,平易かつ正確な性能推定ツールが求められる.本手法では,とくに通信性能推定に焦点を当て,既存の手法では難しかった大規模なシステムでの通信性能を平易に行えるようにした.
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