研究課題/領域番号 |
17K12700
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
渡辺 安里依 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 助教 (90738949)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | メタ認知 / 比較認知 / 個体差 / 衝動性 / 報酬率 / 比較認知心理学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は衝動性などの行動特性に着目し,メタ認知行動との関係性を探ることで,多様な種,多様な個体のメタ認知研究を可能にする手法を確立することだ。ハトを対象とした実験では,メタ認知行動には報酬率が関わっていることが示唆され,メタ認知行動が必ずしも最適な方略でない場合があることが分かった。その他,カテゴリ弁別課題や,イエネコを対象としたタッチスクリーン課題などを作成,実施し,今後のメタ認知研究発展のためのベースとなる手法も検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「ヒト以外の動物に意識はあるか?」という根源的なテーマに取り組む手段のひとつとして注目を集めているのがメタ認知である。動物のメタ認知研究においては,特定の種がメタ認知行動をおこなうか否かが注目されがちであるが,本研究ではどのような状況下,また,どのような行動特性を持った個体がメタ認知行動をおこなうかを調べることにより,メタ認知行動の本質に迫った。このようなアプローチでメタ認知の種間比較を進めていくことで,能力の進化的要因を解明するだけでなく,教育場面などへの応用も期待できる。
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