研究課題/領域番号 |
17K12702
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
新國 彰彦 京都大学, こころの未来研究センター, 研究員 (20761539)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 知覚 / 注意 / 意識 / 神経科学 / 認知科学 |
研究成果の概要 |
絶え間ない感覚入力の中で、私たちの意識に上る情報は、ごく一部にすぎない。めまぐるしく変化する視覚環境の中で、生成・消失を繰り返す知覚意識の時間変遷を明らかにするため、本研究では、正常脳において複数の盲目現象を再現できる新たな実験パラダイムを開発し、そのモデル動物を確立した。視覚刺激の物理的特性を反映するボトムアップ要因と、内的な認知状況を反映するトップダウン要因では、作用する時間窓が異なることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において着目した盲目現象は、特定の感覚モダリティーに依存しない点で、知覚普遍的な観点を提供できる可能性がある。また、本研究において着目した正常脳における盲目現象は、脳血管障害をはじめ、ADHDなどの発達障害や、統合失調症、アルツハイマー病など、様々な病態との関連が示唆されている。今後、本研究の成果を元に、神経科学的手法を適用することで、その病態理解と、有効な診断治療法の開発にも貢献できる可能性がある。
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