研究課題/領域番号 |
17K12703
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
齊木 愛希子 広島大学, 医歯薬保健学研究科(医), 特別研究員(PD) (00779051)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | デフォルト脳活動 / 安静時脳活動 / げっ歯類 / マルチニューロン記録 / 神経科学 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
げっ歯類におけるデフォルト脳活動領域を、「課題時と比較して安静時に活動が上昇する領域」として探索するため、課題時と安静時を明瞭に区別できるマウス用課題の構築と生理的指標の記録を試みた。自由行動下のマウスでは十分な安静時期間を取得することが困難であったが、頭部固定下のマウスにおいて課題遂行時と安静時を区別できる新規課題の構築と、安静時を明瞭に区別するための運動量の定量化方法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
げっ歯類は遺伝学を用いて脳における特定の細胞の活動を操作することが容易なことから、げっ歯類を用いた研究はデフォルト脳活動の存在意義やデフォルト脳活動と精神疾患との関連を調べるうえで重要な知見をもたらすと考えられる。しかし、げっ歯類に課題中・安静時を規定した行動をコントロールすることはこれまで困難であった。本課題の成果により、マウスの頭部固定状態下で安静時と課題時を明確に区別することが可能となり、今後げっ歯類を用いたデフォルト脳活動を研究する上で有用となると考えられる。
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