研究課題/領域番号 |
17K12726
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
Plopski Alex 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (70780071)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ウェアラブル機器 |
研究成果の概要 |
我々は光学透過型ヘッドマウントディスプレイ(以下,OST-HMD)装着時,ユーザの焦点距離を推定するシステムを開発した.さらに,OST-HMD上に描画された仮装物体の現実感を高めるために,推定された注視距離を利用するいくつかのシステムを開発した.さらに我々はOST-HMDの設計上の制約を解消するために視線追跡手法を適用し,ユーザの視点からみたOST-HMDフレーム上の遮蔽物体を検出し,強調表示するシステムを開発した.加えて,瞳孔径からOST-HMDに表示される仮装物体の最適輝度推定システムも開発し,これがユーザに好まれることも明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題の研究成果から,OST-HMDのユーザインタフェース設計時には,ユーザ固有のパラメータが重要な役割を果たすことが明らかとなった.また,この知見は,ユーザインタフェース設計における視線計測の将来的な応用に関する一連の新たな質問を投げかけている.加えて,我々のシステムにより,OST-HMD使用時の安全性やユーザの快適性を改善することができ,ひいてはそれがシステム使用時のユーザの不快感を減少させ,長期使用時の満足度を改善できる可能性が示唆された.
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