研究課題/領域番号 |
17K12763
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能ロボティクス
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
今村 由芽子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (60760436)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 身体能力 / 動作計測 / アシスト機器 / バイオメカニクス |
研究成果の概要 |
歩行を対象としたウェアラブル動作アシスト機器による動作変化の特徴や使用者の身体能力とアシスト効果との関係を明らかにすることを目的とし,動作計測実験を行った.本研究で用いたアシスト機器による動作変化はケイデンスを維持したままストライド長が広がり,歩行速度が向上することが特徴であった.身長,体重,歩幅やTUGテスト等とアシスト効果の間には相関が見られなかったが,高いケイデンスでの歩行はストライド長増加の効果が得られにくいこと,膝伸展筋力の弱い使用者はアシスト時に歩行速度を下げる傾向があること,重心位置の動的安定性や歩幅の左右対称性がアシスト効果の見積もりに有効であること等が明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウェアラブルな動作アシスト機器の普及のためには、アシストによる動作変化や身体能力変化を考慮した評価と、それに基づいて設定された適切なアシスト力による運用が必要である。しかし、アシスト機器が使用者自身の動作や能力に影響を与えるという観点や、使用者の身体能力の個人差に着目した評価はこれまで十分に成されていなかった。本研究で得られた成果は、使用者の身体能力や歩行特徴とアシスト時の動作変容の関係性が中心であるが、評価手法は今後開発が加速すると予想される動作アシスト機器へ応用可能であり、当該分野への実用的な貢献が本研究の社会的意義である。
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