研究課題/領域番号 |
17K12766
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 愛知県立大学 (2018-2019) 名古屋大学 (2017) |
研究代表者 |
ジメネス フェリックス 愛知県立大学, 情報科学部, 助教 (60781507)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ロボット / 共同学習 / 認知的徒弟制理論 / 心理状態推定システム / 認識システム / 認知的徒弟理論 / 学習支援 / 認知的徒弟制 / 心理状態認識システム |
研究成果の概要 |
本研究では,学習者の応用力や探求心の向上を促す学習支援である認知的徒弟理論に基づくロボットの行動モデルを開発した.また,学習者に学習支援を適切に提供するために,学習者の学習状況やしぐさなどから学習者の心理状態を把握する心理状態認識システムを開発した.中学生を対象とした被験者実験を実施したところ,行動モデルを実装したロボットは,常に問題の解き方を教示するロボットに比べ,学習者に与える学習効果が向上することが示唆された.また,心理状態認識システムを用いることで,学習者の悩んでいる状態を62%の割合で推定できる可能性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工知能機器の発達・普及により知的情報の入手が容易になる近未来では,学習者が得られた知識を応用する力や探求心を涵養することこそが重要である.このような能力を伸ばすには,教育する側ではなく,学習者に寄り添って学習支援を行うロボットの潜在的ニーズが大きい. 近い将来,教育に関わるロボットが当たり前の存在となる社会が来ると予想されている.本研究が完成することで,近未来社会において求められる能力の育成に本ロボットが資することでき,人とロボットが共に学ぶ合う学習環境を実現できると期待される.
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