研究課題/領域番号 |
17K12770
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 石川工業高等専門学校 |
研究代表者 |
川除 佳和 石川工業高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (90552547)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 違和感評価 / イメージリターゲティング / 視線計測 / 客観評価システム / 解像度変換 / 解像度変感 / 感性情報学 / 感性計測評価 |
研究成果の概要 |
違和感の少ない画像リサイズを目的としたImage Retargeting(IR)と呼ばれる技術が注目されているが,絵柄によっては致命的な違和感が生じる課題がある.本研究では,視線計測装置を用いて違和感の発生要因を特定し,IR研究のサポート基盤の確立を目指した.いくつかの代表的なIR手法によってリサイズされた画像に対して,4段階の尺度による違和感の主観評価とその際の視線運動を計測し,違和感があると評価する際には,その評価時間が重要であることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多様化が進むディスプレイ分野において,画像の自然さを保ったままでのリサイズを実現できるImage Retargeting(IR)への期待は大きい.一方でIRは「変換失敗時の多大な違和感が発生する」という致命的な欠点を抱えている.これを根本から解決する手法は依然として存在しない.本研究では「人間が画像から違和感を覚えるのはどのような場合か」を明らかにしようとするものであり,ここに学術的な意義がある.また,本研究により明らかにした「違和感評価における時間依存性」は新規のIR手法の開発に有益な知見となることが期待される.
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