研究課題/領域番号 |
17K12799
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
上阪 彩香 大阪大学, 数理・データ科学教育研究センター, 特任助教(常勤) (60780252)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 井原西鶴 / 統計科学 / 多変量解析 / 近世文学作品 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、日本文学に影響を与えた重要な古典籍として位置づけられている江戸時代前期の俳諧師・作家である井原西鶴(1642~93)の浮世草子作品における種々の著者への疑問に着目し、西鶴と弟子の北条団水(1663~1711)、同時代の浮世草子作家の文章を統計的に分析することで、数理的観点から著者の「特徴・クセ」を把握することに主眼に置き、研究に取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究期間中には、『好色三代男』、『椀久二世の物語』、『眞實伊勢物語』、江島其磧『大尽三ツ盃』、西村市郎右衛門『新撰咄揃』『小夜衣』のデジタル化を行った。これらのデータとこれまで構築してきた浮世草子作品のデータベースを用いて様々な観点から数理的分析を行い、西鶴の遺稿集4作品に関しては、編集・出版を行った弟子の団水が手を加えた範囲は限定され、文章は西鶴の文章である可能性が高いことを明らかにした。これら二者間の比較に加えて、複数著者間における文章の「特徴・クセ」の把握を試み、各々に文章の「特徴・クセ」が存在することを明らかにし、これらの研究成果を国内外での学会や書籍等で公表した。
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