研究課題/領域番号 |
17K12803
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
学習支援システム
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
脇谷 伸 広島大学, 工学研究科, 講師 (00728818)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 学習者モデル / モデルベース開発 / 制御工学 / タイピングサポートシステム / 状態空間表現 / 状態方程式 / 非線形システム / データベース / 知的学習支援システム |
研究成果の概要 |
近年,学習者の個別の実態に応じた多様な教育システムが求められている。このような背景から,本研究では,学習者のレベルや特徴に合わせて学習支援度を調整する,適応学習支援システムの開発手法の確立を目指した。研究では,内部状態を考慮した学習者モデルの開発とシミュレーションモデル化と適応学習支援システムの開発とシミュレーションによる動作検証に関する成果を得た。本研究は,近年産業界で積極的に導入が進むシミュレーションモデルを用いてすべてのシステム開発・検証を試作機レスで行う,モデルベース開発(MBD)に基づいており,本アプローチによって短期間で学習支援システムの開発が行える可能性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国民の教育レベルの高水準化は,資源の少ないわが国の国際競争力を維持・向上させるために必要不可欠である。近年,教育現場ではアクティブラーニングの重要性が唱えられており,基礎的な知識習得のためのWeb Based Training等の学習支援システムが果たす役割が大きい。そのため,本研究は我が国の教育にとって非常に重要な研究である。また,学習支援システム開発に対するMBDアプローチの有効性が示されたことで,今後,研究成果がモデルという統一的な成果物として共有され,これらのモデルが新たな研究成果(モデル)を生み,当該研究分野の加速が期待される。本研究はその先駆け的研究であり,その学術的意義は大きい。
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