研究課題/領域番号 |
17K12812
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大森 裕子 筑波大学, 生命環境系, 助教 (80613497)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 海洋ー大気相互作用 / 揮発性有機化合物 / 海洋細菌 / 海洋物質循環 / 海洋大気間相互作用 / 植物プランクトン / 海洋 / 微生物 / 光化学反応 / 海洋-大気物質収支 |
研究成果の概要 |
アセトンなどの含酸素揮発性有機化合物(OVOC)は、対流圏オゾン生成やエアロゾル形成に寄与することで、気候変動に影響を及ぼす。海洋は大気OVOCの分布に強く影響することが示唆されているが、海洋表層におけるOVOC動態や微生物活動との関係性に関する知見はわずかである。本研究では、培養実験により海洋細菌によるアセトアルデヒドとアセトンの生成・分解速度を定量的に評価し、これまでOVOCの分解者だと考えられてきた海洋細菌がOVOC生成者であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、大気環境におけるOVOCの重要性から、グローバルなOVOC分布や収支に関するモデル研究が進められている。海洋は主要なOVOCの吸収・放出源であるにも関わらず、海洋表層のOVOC動態に関する知見は乏しく、OVOC収支の精度向上を律速している。このような背景の中、本研究は海洋微生物とOVOC動態の関わりについて定量的に評価することができた。この成果は、海洋-大気間のOVOC収支の理解に貢献する。
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